2024年6月26日

BTC相場:底値固めか、更なる下落か? 注目ポイントと詳細解説

【考察】

6月25日の急落要因:Mt.GOXの影響と市場心理

  • 6月25日のBTC急落は、Mt.GOXの債権者への弁済開始が迫っていることによる売り圧力などが要因と推測される。しかし、Mt.GOX事件の影響は限定的であり、市場全体を大きく動かすほどの規模ではないと考えられる。
  • 実際、Mt.GOXがハッキング被害を受けた2013年当時、85万BTCは巨額だったが、現在の市場規模と比較すると限定的だ。また、Mt.GOXの弁済対象となる14万BTCは、FBTCの16万BTCやIBITの30万BTCよりも少ない。
  • 今回の下落は、Mt.GOX関連の売り圧力に加え、市場心理悪化も影響している可能性がある。6月上旬に記録した1120万円の高値から大きく下落しており、投資家の中には不安を感じている人も多いだろう。

個別売買動向に惑わされない:全体像を把握する

  • 市場において個別の売買動向は重要だが、自分が見えている部分の影響を誇張して考えてしまいがちで、かえって全体が見えなくなってしまうことがある。
  • 今回のドイツ当局の売りも、たまたまその部分だけ判明しているが、市場にはそれ以外の分かっていない売り圧力や、買い圧力がひしめいていることを忘れてはならない。
  • 要はブロックチェーン分析は新しく重要だが、過信は禁物だ。個別の情報だけでなく、市場全体のマクロ指標やニュースなども参考に、冷静に判断することが重要である。

【その他の考慮点】

イベント盛りだくさんの1週間:市場心理に影響

  • 今週は、米大統領TV討論会、インフレ指標、デリビットオプション期日、CME先物期日集中日、ECBフォーラム、ETH ETF承認審査など、重要なイベントが控えている。これらのイベントの結果や市場心理が、BTC価格に影響を与える可能性がある。
  • 特に、7月2日のETH ETF承認審査は、市場関係者の注目を集めている。もし承認されれば、機関投資家の参入が活発化し、BTC価格を押し上げる要因となる可能性がある。

60,000ドル:重要な心理障壁

  • 60,000ドルは、BTCにとって重要な心理障壁である。過去にも何度かサポートラインとして機能しており、今後も価格動向に大きな影響を与える可能性がある。
  • もし60,000ドルを下抜けした場合、更なる下落圧力が強まる可能性がある。一方、60,000ドルを維持できれば、上昇トレンド再開への期待が高まるだろう。

【全体的な見通し】

短期的な方向性は不明確:イベントや心理が鍵

  • 短期的なBTC価格の方向性は不明確であり、60,000ドル付近で上下動を続ける可能性が高い。
  • 今後のイベントや市場心理が、価格動向に大きな影響を与える。投資家は、これらの情報を注視しながら、慎重に判断していく必要がある。

【用語解説:初心者向け】

(省略)

【参考情報】

投稿者 塾長