ビットコイン相場:レンジ下限突破目前? イスラエル情勢と半減期が鍵
2024年4月18日
【考察】
- ビットコイン相場は、3月20日につけた60,700ドルを下抜け、現在はレンジ下限である59,300ドル付近で推移。
- イスラエルによるイランへの軍事行動への懸念や、半減期前の伝統的な売り圧力が相場を重くしている。
- 一方、ETFフローの減速は誤解が生じている可能性があり、失望売りするほどではないと考える。
【その他の考慮点】
- 中国の規制強化や米国の金融引き締め懸念も潜在的なリスク要因。
- 投資家のリスク許容度低下により、ボラティリティが大きくなる可能性。
【全体的な見通し】
- 短期的にレンジ下限である59,300ドルを突破する可能性が高い。
- その後、61,000ドル、64,000ドル、72,000ドルといった節目となるレジスタンスラインが意識される。
- イスラエル情勢や半減期の結果次第では、レンジ相場からトレンド相場への移行も考えられる。
【用語解説:初心者向け】
- レンジ相場: 一定の価格帯内で上下動を繰り返す相場のこと。
- レジスタンスライン: 上値を抑えるライン。突破されると上値を目指す動きが強まる。
- トレンド相場: 一定方向への価格変動が続く相場のこと。
- 半減期: ビットコインの採掘量を半減するイベント。約4年に1度発生し、供給量の減少から価格上昇が期待される。
- ETFフロー: ビットコインを組み込んだETFの純増減額のこと。投資家心理を反映する指標として注目される。
- マーケットメーカー: 流動性を確保するために、常に買いと売りの注文を出す業者。
- 裁定取引: 価格差を利用して利益を得る取引。
- 解約・再設定: ETFの発行会社が、市場の需要に応じて新たにBTCを買い付けたり、既存のETFを解約したりする行為。
※本稿は情報提供のみを目的としており、投資判断の材料として提供するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。