### 2023年12月20日
#### 考察
– **現在の暗号資産動向**
– ビットコイン(BTC)は1BTC=610万円前後(過去24時間比0.4%高)、イーサリアム(ETH)は1ETH=31万4000円前後(同0.3%安)、XRP(XRP)は1XRP=87円台前半(同0.1%高)。
– 19日は堅調だったが、昼過ぎから上昇が鈍化し、夜から20日未明にかけて下げ傾向が強まった。ビットコインは昼前に一時的に4万3000ドル台を回復したが、利益確定売りで上昇が抑えられ、20日未明には4万2000ドルを割り込み、その後は買い戻しで下げが抑えられている。
#### その他の考慮点
– **業界動向**
– マネックスグループ<8698.T>傘下の暗号資産取引所コインチェックがエアリアルパートナーズ(東京都港区)との資本業務提携を発表した。これに加えて、一部のアナリストが現物型ビットコインETF(上場投資信託)に関して、低い取引コストが承認されれば、これまで高額な手数料で利益を上げていた取引所にとっては損失につながる可能性があると指摘している。
#### 全体的な見通し
暗号資産市場は、ビットコインを中心に変動がある中、特にBTCの動向が注目されています。業界の動向や取引所の動きも価格に影響を及ぼしており、現物型ビットコインETFの可能性についても議論が進んでいます。
**用語解説:初心者向け**
– **暗号資産(仮想通貨)**:デジタルで暗号化された通貨で、ブロックチェーン技術を基盤にしています。
– **ビットコイン(BTC)**:最も有名で広く使われている暗号通貨で、2008年にサトシ・ナカモトという仮名の人物(もしくはグループ)によって発明されました。
– **イーサリアム(ETH)**:スマートコントラクトなどの機能を持つ、ビットコインに次いで広く使われている暗号通貨です。
– **XRP(XRP)**:リップル社が開発した暗号通貨で、国際送金や決済システム向けに設計されています。
– **ETF(上場投資信託)**:株式や債券などの資産を持つポートフォリオを追跡する、株式市場で取引される投資信託です。暗号通貨にも類似した形態が提案されています。