2024年2月15日:BTC相場、機関投資家の参入で常識が覆される?
考察
1. ETF関連フローが第2段階へ突入
- 2月8日以降、BTC ETFへの資金流入が急増。
- 1日で5億ドル前後の資金流入が続き、ブラックロックのIBITは過去最大となる4億9300万ドルを記録。
- 1月11日から2月7日までの16億ドルに加え、その後の4営業日で20億ドルが流入。
- ETF関連フローが第2段階に入り、機関投資家の参入が始まっている可能性。
2. 大口投資家の概念が変化
- ジェネシスが13億ドル分のGBTCを売却予定だが、現在の流入ペースなら数日間で吸収される見込み。
- ブラックロック、フィデリティ、アークインベストメント、ビットワイズなど、合計22万BTCを保有。
- Mt.GOX、マイクロストラテジー、米政府保有のBTCを上回る規模。
- これまでBTCに触れていなかった投資家層の参入が活発化。
3. 金ETFからBTCへの資金シフト
- 最大手のSPDR金ETFから年初来で24億ドルの資金流出。
- 新たな投資家層の参入で、従来の常識が通用しなくなっている。
- 5億ドルはBTC市場にとっては大きいが、金融市場全体で見ればそれほど大きくない。
4. 半減期前の戻り高値はピークの7割超えも可能?
- 従来のサイクルでは半減期前の戻り高値はピークの7割程度と考えられていた。
- 機関投資家の参入により、半減期前にピークを更新する可能性も。
- 2021年12月の高値52,000ドルを突破すれば、史上最高値69,000ドルも見えてくる。
その他の考慮点
- 中国の規制強化や米国の金利上昇など、リスク要因も存在。
- 今後のETFフローの動向に注目。
全体的な見通し
- 機関投資家の参入により、BTC市場の常識が覆されつつある。
- 短期的なリスク要因は存在するものの、長期的な上昇トレンドは継続する可能性。
- 今後のETFフローや金利動向などを注視しながら、投資判断を行う。
用語解説:初心者向け
BTC ETF: ビットコインを投資対象とする上場投資信託。 GBTC: グレースケール・ビットコイン・トラスト。 機関投資家: 年金基金や投資信託など、まとまった資金で運用を行う投資家。 半減期: ビットコインの採掘される量が4年に1度半減する現象。 ピーク: 過去最高値。
注意事項
- 投資は自己責任でお願いします。
- この情報は参考情報であり、投資を推奨するものではありません。